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他のみんながテレビを見ている間、私は2階のステファンの部屋に入り、ドアを閉めて彼のタイプライターの前に座った。ステファンが亡くなってから3週間が経っていた、部屋はまだ彼のにおいで満たされていた。彼がもう二度と触れないであろう彼の宝物を一瞥した。いつもだったら、泣いてしまうのだけれど、不思議なことに、心地よく平穏さを感じた。こんなことは稀であった。
興奮と期待を感じた。私はもうすぐに、ステファンの声が聴け、話ができるという確信が大きくなってきた。
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待ちました、何も起こりません、今しばらく祈り待ちました、何も起こりません、2・3語聞こえたように思えましたがその後何も起こりません。この思いをそのまま保つことはできませんでした。ココロは、全てのところに飛び回り、ステファンの記憶・考えを思い出し、and race them through my brain.
私に話しかけてくれるように、ステファンについて教えてくれるように、ステファンが話しかけてくれるように彼を連れてきてくれるように、ガイドに懇願しながら、タイプライターに何度も手を置きました。
何も聞こえない、ステファンの存在を感じない、通常のことしか感じれない、私に落ち度があるのか?、私のガイドはどこに行ってしまったのか?みんな、どこにいるの?ステファンはどこにいるの?私は完全に見捨てられた気がした。ステファンはもういないんだと思い知らされた。ガイドも去ってしまった。少しの間、待ってみた。それでも何もおこらない。私は泣いた。
その後、何日も、学校に行ったときや、教会に行ったときに、先生や友達に、この喪失感を訴えた。ステファンと会う術が無いことに落胆していることを包み隠さずに、彼らに言った。可能ならステファンは私に話しかけるに違いないと彼らは言ってくれました。一人の親切な友人は、私があまりにも傷心に落ち込んでいると言ってくれました。みんなも似たようなことを言ってくれました。ステファンンは元気でスピリッツとして生き続けている。忍耐が必要だ。と、。でも、そのような慰めは、私には何の助けにもならなかった。
私は自分の選択を疑うようになってきた。このスピリッツを信じる選択をすることにより、以前の教会で培った友人は離れていった。以前はその友人たち、教会に私に喜びの感情を抱いたものだ。私が学んだことは納得していた。たぶん、私は誤ったのかもしれない。以前の教会の教えが正しくて、ステファンが亡くなったことは悪魔の仕業なのだ。神は私を罰しているのだ。私は、学校にも、教会にも、家庭にも、仕事にも、平静を見出すことはできなかった。子供たちだけが、支えてくれ続けた。夫のトムにも感謝しているが、ステファンが亡くなったことを忘れさせてはくれなかった。今や、私のガイドも私を見捨ててしまった。
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out of one’s wits 正気を失って、取り乱して
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overshadow 【他動】〔~に〕影を投げかける、〔~を〕暗くする、見劣りさせる
involvement 関与する
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